vice 短編・小話

後方から見る

革命組織viceに所属している鈴芽から見たイヨとか十闇についての小話。 『下準備が出来たら革命組織を作る』 そんな会話をして早、80年。人間からすればようやく…しかし、長命な能力者にとっては過ぎればあっという間、寧ろ成長がゆっくりな俺らとっては早い…

過去は廻る

革命組織『vice』の小話 白亜登場回はこんな感じ。ここから物語は本番なんです。(はよ本編書け)(夏には書くよ) 「お母さんたちはちょっと忘れ物をしたからここにいてね」「すぐ戻るから」「わかったよ。お母さん、お父さん」 さようなら。 それが、最後に聞…

倒れ手折れ枯れ育つ

革命組織『vice』にて 焔羅から見たイヨの小話。最後にちょい伏線 正直言って、イヨは強い。 二十年隠居してたってマジ?ってぐらい。 中距離である銃をメインにしているのに、いつの間にか先頭に立って切り込んでいる。近接戦闘も得意で、性別で不利な筋力…

人の皮を被った獣

十闇がイヨの魂食べちゃおうと軽く暴走する話。噛み付いたりする。短めです。 吸魂鬼という種族を知っているだろうか。読んで字のごとく、「魂を吸う鬼」。食事行為なので正確には「食う」と表現した方が良いのかも知れない。 彼らは生まれつき空間転移の能…

名前とこれから

続 日暗さんとラグナ。日暗さんが日暗と名乗るようになったきっかけの話。まだイヨと再会してないです。会話文多め。 「 ーーーー 」「んー?」 恩人である彼に拾われ、ある程度言葉を理解できるようになってから分かったことがある。彼は、本名で呼ばれるの…

子猫を拾った

能力者最大の諜報組織となる前の二人の話。 日暗さんとラグナの出会い。短いよ。 俺の右腕であるラグナと出会ったのは、確か30年ぐらい前だ。 俺が本名を言わないせいか(というか、言う機会が無い)世間が勝手に俺の事を『影狼』『日暗』『神速』と呼び始めて…